WordPressのサイト/ブログを多言語化(多国籍化)する6つの方法

WordPress 多言語化

WordPressで作ったサイトやブログを多言語化/多国籍化するための方法を紹介します。

様々な方法があるので自分にあった最適な方法を選んでみてください。

 

WordPressの多言語化

WordPressは多くの言語に対応しています。

しかし、デフォルトでは複数の多言語ブログを立ちあげることはできません。

そこでWordPressで複数の多言語ブログを作る代表的な方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

 

複数WordPressをインストールする

WordPress 多言語化

これが最もシンプルで安全な解決策です。

複数のドメインを用意(取得)し(サブドメイン、サブディレクトリでも可)、それぞれにWordPressをインストールして使う方法です。

それぞれのWordPressを「完全に独立したサイト」として運用できるのが大きなポイントです。

また独立しつつも、プラグイン等で各言語を連携させ、言語を切り替える方法もあります。

 

メリット

完全に独立したサイトなので、複雑なドメインの設定やテーマ、プラグイン、ウィジェット、他の設定も全て言語ごと細かく設定できます。

サイトの分割もカンタンです。

 

別ドメイン、サブドメインの場合、サーバーを分けることもカンタンなので、「日本語サイトは日本のサーバー、英語サイトはアメリカのサーバーで運営する」といったこともできます。

また、サイトが完全に独立しているので、1つのサイトでエラーが起こっても他のサイトに影響が及ぶことはまずありません。

 

後から別の言語を足すこともカンタンです。

逆に、後から使用する言語を減らしたり、特定のサイトだけ別の構造(例えばWordPressではなく、別のCMSを使う)といったこともカンタンに変更できます。

 

デメリット

完全に独立したサイトとなるので管理コストはサイトの数だけ増えてしまいます。

ドメインやWordPressの設定を全てのWordPressサイトごと設定しなければならないのは大変です。

また、レンタルサーバーも複数WordPressがインストールできるサーバーを選んだり、サイトの数だけサーバーを契約する必要があります。

 

他、それぞれ別のドメインを使う場合、国別ドメイン(.jpや.ca、.deなど)は取得に制限があり(その国に在籍している必要があるなど)、ドメインを分ける場合、ドメインの入手も困難です。

労力がかかりますし、お金もかかる可能性があります。

 

タグやカテゴリーで分ける

WordPress 多言語

WordPressのデフォルト機能である、タグやカテゴリーを使って投稿を分ける方法です。

 

メリット

カテゴリーやタグはWordPressの基本機能なので、難しいカスタマイズは不要でカンタンに導入できます。

他の方法と比べても導入が非常にカンタンなので、小規模なサイトであれば、この方法が一番オススメです。

テーマをカスタマイズすれば、タグやカテゴリーごとにデザインを変えることもできるので、言語ごとにデザインを微調整したり、見せ方を変えることも可能。

 

デメリット

1つのWordPressの投稿一覧に複数の言語の記事が混在してしまいます。

言語ごとにサイトやサーバーを分割することが困難です。デザインや設定を言語ごとに分けて設定することも難しいです。

また言語ごとに設定できるドメインはサブディレクトリのみです。(example.com/jaなど。ja.example.comや別ドメインを使うことができない)。

 

カスタム投稿タイプで分ける

WordPress 多言語

メインの言語に加えて、追加で設定する言語専用のカスタム投稿タイプを設定する方法です。

 

メリット

1つのWordPressサイトで複数の言語を管理できます。

言語に合わせて、設定やカテゴリー、デザインなどを変えることも可能です。

後から別の言語を足すこともカンタンです。

 

デメリット

言語ごとにサイトやサーバーを分割することができません(困難)。

また言語ごとに設定できるドメインはサブディレクトリのみです。(example.com/jaなど。ja.example.comや別ドメインを使うことができない)。

 

マルチサイトを使う

WordPress 多言語化

WordPressのマルチサイト機能を使って複数サイトを展開し、多言語サイトを作る方法です。

 

メリット

インストールするWordPressの数が1つで済むのが大きなメリットです。

また、プラグインやテーマ、設定はそれぞれの言語ごと独立した設定ができるのも便利です。

後から別の言語を足すこともカンタンです。

 

デメリット

マルチサイトは通常のWordPressと比べるとエラーやトラブルが起こりやすいです。

プラグインも対応していないものがちらほらあります。

 

また、インターネット上に(少なくとも日本語では)解説も少なく、トラブルや疑問点について対応するのは初心者には少々大変かもしれません。

またマルチサイトが使えないor制限があるレンタルサーバーも少なくありません。

 

とはいえ、これらは多言語サイトというより、マルチサイトそのもののデメリットですね(´・∀・`)

 

多言語用プラグインを使う

WordPress 多言語化

「WPML」や「qTranslate」といった多言語化プラグインを使用する方法です。

 

メリット

既存のWordPressを多言語化することができ、便利です。

WordPressは1つで済み、またWordPressプラグインなので、制限が少なく、多くのレンタルサーバーで導入/運用できるのが非常に便利です。

またWordPressの複数インストールやマルチサイト等、上にあげた例と違い、この方法は「WordPressの多言語化に特化している」というのが一番のポイントです。

 

デメリット

管理画面が複雑になります。

多言語プラグインが他のプラグインやWordPressの基本機能と競合し、エラーが出ることも少なくありません。またデータベースをいじるのでバックアップやサーバー移転が大変になるかもしれません。

言語ごとにサイトやサーバーを分割することができません(困難)。

 

翻訳ツールを導入

WordPress 多言語

WordPressは通常のシングルサイトを使い、別途Google等で提供されている外部の自動翻訳ツールを導入する方法です。

 

メリット

WordPress自体にほとんど影響がなく、自分で翻訳する必要がないのは非常に楽です。

形だけでも複数サイトを作りたい方にはオススメ。

 

デメリット

URLやテーマ等で言語を切り替えられず、また自動翻訳なので精度も低いです。

言語ごとにサイトやサーバーを分割することができません。

また、この分野で有名なツールだった「Googleウェブサイト翻訳ツール」は新規利用ができなくなりました。

オススメしません。

 

最適な多言語化を

これらどれがベストという事はありません。

どれもメリット・デメリットがあり、運用体制やコンテンツ、サイトの規模、割ける労力によって大きく変わってきます。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、テストし、最適な方法を選んでみてください。

 

用途別のオススメ多言語化

用途別の多言語化のオススメは以下の方法です。

 

トラブルを減らしたい、カンタンに設定したい、言語ごと独立したサイトを作りたい

それぞれ独立した複数のWordPressを使いましょう。特に必要な知識もないのでカンタンです。

 

1サイトでまとめて多言語サイトを作りたい

マルチサイト、カスタム投稿タイプ、もしくは多言語化プラグインを使ってサイトを作りましょう。

 

小規模な多言語サイトを作りたい

数ページ~数十ページの小規模なサイトを作る場合は、多言語化プラグインを使うか、カテゴリーやタグを使って投稿を言語ごと分けましょう。

カスタム投稿タイプを使うのも良い方法です。

 

まとめ

私も何度か多言語サイトをテストしたことがありますが、個人的にはマルチサイトか、完全に独立したWordPressのインストールをオススメします。

それが最も手軽で、自由度が高く、トラブルが少ない方法だからですd( ̄  ̄)