目の色を青色に変えるレーザー手術とは?

「目の色を青色に変えるレーザー手術」について紹介します。

どんな目の色も永久に青色に

「目の色を青色に変えるレーザー手術」はグレッグ・ホーマー博士(Gregg Homer, JSD)が創業したカリフォルニアにある会社「ストローマ・メディカル・コーポレーション」が提供するレーザー手術です。

このレーザー手術を行うことで、目(瞳)の色を茶色から青、緑、薄い茶色に変えることができます。

ストローマ・メディカルの公式サイトには以下のように書かれています。

If you want to lighten up, STRŌMA® may be right for you.

[意訳] 瞳の色を明るくしたいとお考えなら、STRŌMA(ストローマ)はあなたにぴったりかもしれません。

(中略)

that can transform any eye colour to blue, permanently.

[意訳] ストローマはどんな目の色でも、永久に青に変えることができます。

引用元:Change | Stroma

瞳の色を青に変えるその仕組み

ストローマ・メディカルの公式サイトではレーザーによって瞳の色を青に(もしくは緑、明るい茶色に)変える仕組みについても説明されています。

Under every brown eye is a blue or green eye. A thin layer of brown pigment coats the front surface of the iris of the eye. The STRŌMA® technology uses a low-energy laser to raise and lower the temperature of this layer of dark pigment several times. This action signals the body to digest the pigment as debris. Scavenger cells called “macrophages” digest the pigment into the iris and eliminate it through the bloodstream. This process takes up to four weeks, and the result is a natural blue or green eye. The technology can also reduce the density of the pigment, resulting in a lighter brown eye.

[以下意訳]

すべての茶色の目の下には青または緑の目があります。褐色の色素の暗い層が、目の虹彩の表面を覆っています。STRŌMAのテクノロジーは、低エネルギーのレーザーを使用して、この色素の暗い層の温度を数回上下させます。この作用により、体内で色素がゴミとして消化されます。「マクロファージ」と呼ばれる大食細胞が虹彩の中の色素を消化し、血流を介して色素を排除することで、自然な青や緑の目になります。なお、大食細胞が色素を排除するには最大4週間かかります。また、この技術は色素の密度を下げることができるので、より明るい茶色の目にすることもできます。

引用元:Answers | Stroma

カンタンに言うと「茶色の目は表面が茶色いだけで、その下は誰でも青か緑だから、レーザーで表面の茶色の色素を除去してあげれば、誰でも青か緑の瞳になるんやで」と言うことですね。

仕組みだけ聞くと、お肌のシミ取りレーザーと同じような感じ(?)

なお、目の色が茶色から青色に変わるには最大4週間かかるとありますが、手術自体は簡単な作業で、片目につき1分もかからずに終わるそうです。また、痛みはなく、手術によって目の機能が低下することもないとのこと。

ちなみに手術後に目の色の彩度(鮮やかさ)が気に入らなかった場合、ほとんどの場合は再手術により彩度の調整が行えるとのことです。ただし、色相(色)を変えることはできないとのこと(例えば青を緑に変えることはできない)。

レーシックとは別物

「眼のレーザー手術」というと、レーシックを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、レーシックが目の表面にある角膜だけにレーザーを当てるのに対し、この「ストローマの手術」は目の内部にある虹彩にレーザーを当てるため、根本的に別物です。

安全性は確認中

「目にレーザーを当てるなんて安全なのか?」

ストローマ・メディカルのレーザー手術の話を聞いて誰もが抱く疑問ではないでしょうか?少なくとも私はそう思いました。

ストローマ・メディカルが言うには、安全性にはこだわっており、実際に人を対象とした臨床試験においても問題は起こっていないようです。

とはいえ、まだまだ試験段階で今後も試験・調査を続ける予定とのこと。また、効果と安全性が確認された暁には各国で承認申請を行い手術を提供するとのことです。

公式サイトの文を読む限り、「安全にはこだわっているのかな」と私は思いました。とはいえ、医師や専門家から懸念や危険性を指摘する声もあるようですけどね。

このレーザー手術に限らず、手術というものはある程度のリスクがあるものです。とはいえ一般に提供するとなればやはりレーシックと同程度の安全性は欲しいところだと個人的には思いますね。

この手術を受けるには?

このレーザー手術は残念ながらまだ試験中で一般には提供されていません(2020年5月15日現在)。

提供開始の時期についても未定だと言うことです。

なお、ストローマ・メディカル社はカリフォルニア州(アメリカ)の会社ですが、最初のリリースはヨーロッパで、最終的には世界の主要都市で利用できるようになる予定とのこと。

価格は”オープン価格”

「目の色を変えるレーザー手術」の気になるお値段ですが、5000ドルを想定しているとのことです。ただ、実際の価格はレーザー手術を行う医師が決めるもので、ストローマ・メディカルは一律の価格を決めていません。

と言うのも、ストローマ・メディカルはあくまで「目の色を変えるレーザー手術」の技術を各国の有力な眼科医に提供するだけで、直接ストローマ・メディカルが手術をするわけではないからです。

一般的な美容整形などと同じと言うことですね。「目の色を変えるレーザー手術」が普及した暁には、「あのクリニックで目の色を変えた方が安いよ!」なんて会話がなされるようになるんですかね(˙꒳˙ )

危険は承知!今すぐ手術したい!という方へ

「危険は承知!今すぐ手術したい!」と言う勇ましいチャレンジャーもいるかと思います。

そんな方のために(?)、ストローマ・メディカルは治験(臨床試験)の参加者を募集しています。

応募者の地域に治験施設ができた際、応募者の情報が治験施設の医師に提供され、選ばれれば参加できます。

公式サイトから応募できます。

こちら→Contact | Stroma

(当たり前ですけど、治験に応募した結果何かあっても私は責任とりませんよ笑)

ちなみに治験では片目ずつ手術します。両目を手術してしまうと、問題が起こった時に、それが手術によって起こったのか、それとも手術と関係なく起こったのか判断が難しくなってしまうからです。

加えて、片目ずつであれば、両目を同時に手術するよりリスクが下がるからです(言わずもがな、片目だけの手術であれば、問題が起こってももう片方の目は健康なまま残る)。

なお、一般に提供される際は両目を同時に手術するとのこと。

まとめ

個人的にかなり興味深い手術です。

この手の美容整形はあまり世間の印象がよく無いこともありますが、患者のQOLをあげる重要な手術だと思いますし、単純に人間の技術、テクノロジーが向上するのは良いことだと思います。

一般に提供が開始された際は、再び注目を浴び、話題になりそうですね(`・∀・´)


参考