死刑より終身刑の方が安上がり

死刑はお金がかかる

たまに、「犯罪者を税金で生かすなんてとんでもない。凶悪犯は死刑にすべきだ!」という主張を見かけるので、本当に死刑にするとコストカットになるのか調べてみました。

 

結論から言うと、コスト的には死刑より終身刑の方が安上がりのようです

カンタンな表現でわかりやすく解説されているアムネスティの記事を引用します。

 

Q. 死刑を終身刑にすると、お金がかかる。凶悪犯に、これ以上私たちの税金を使うのは賛成できません。

実は、死刑制度の維持にも、とてもお金がかかるのです。

アメリカのカリフォルニア州では、2012年11月に死刑制度について住民投票を行う予定です。その理由には、死刑判決は慎重を期すため、再審等の裁判費用が大変かかるという財政的理由も含まれています。死刑囚は、死を待つ間、労役もさせられず生産もできません。死刑制度を維持するのは、終身刑よりもお金がかかるというのです。

ちなみに、日本の刑事施設の刑務作業の年間収益は、約47億円(2010年)です。受刑者自身が生み出しているお金は、決して少なくないと言えると思います。

 

死刑判決を出すまでも、死刑を執行するまでも結構お金がかかるんですね。

まぁ死刑って決めたらサクッと殺せるわけではないですからね。

もちろん世の中にはそう言う国もあるでしょうけど、少なくとも日本をはじめとする国民の人権が保証されている国ではそんなことできません。

 

こちらの意見にも同意ですね。

また、そもそも犯罪に対して、自由刑を科すという政策(自由を奪う刑罰)を私たちの社会が選んでいる以上、お金をかけてその刑事制度を維持するのは、それを選択している社会全体の責任です。その意味から、社会秩序の維持のために選択した政策に税金を投じるのは、当然のことではないでしょうか。

 

いやー、全くその通りだと思いますね。

犯罪者の処罰や更生をするのも社会の役目ですから、「犯罪者に税金を使うな!」というのはナンセンスです。

 

根本的な話になりますが、貧困ゆえに罪を犯す人も多くいるわけですから「国民(犯罪者含む)に税金を使うな」という発想はよくないと思いますね。

お金があれば防げた犯罪なんていくらでもある訳ですから、更生を促すためにも犯罪者にこそお金を使うべきとすら思います。

まして、「お金がもったいないから犯罪者は殺してしまおう!」なんて野蛮ですよね。

文明社会に生きる人間の発想とは思えません。

 

「死刑制度は絶対反対!」とは言いませんが、少なくとも節税のために犯罪者の刑罰を決めるのは反対ですね。

犯罪者を死刑にするか否かは、その犯罪者の罪によって決めるべきです。

コスパ(コストパフォーマンス)で決めるべきではないと思います。

 

引用元:死刑に関するQ&A : アムネスティ日本 AMNESTY

 

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